ジャポニスム2018|Japonismes 2018

NAKAMA des ARTS メイン画像

レポート
2018/12/03

「香取慎吾 NAKAMA des ARTS」展 開催レポート

 「ジャポニスム2018」の広報大使を務める香取慎吾さんによる初の個展「NAKAMA des ARTS」が、カルーゼル デュ ルーブル シャルル5世ホールにて、9月19日から10月3日まで開催されました。

 シャルル5世ホールは、中世の時代にイギリスの侵略を防ぐために建造されたルーブル宮の城壁が今も残される歴史的な空間です。
 「アートを題材にして“NAKAMA”とつながりたい」というコンセプトのもと、絵画や建築、ファッションと融合した作品など110点余の作品を発表しました。本展のために描き下ろした絵画「Lie ARIGATO」は、緑や黄、赤、青、茶など様々な色の背景に、大きな白い描線で横たわる人が中央に配置されていますが、これは画家自身を描いたものだといいます。「画家に転身するという噓のニュースが流れた。その噓(Lie)が僕の背中を押してくれたおかげで、この個展を開催できているかもしれないので、その感謝も込めて制作しました」と香取さんはコメントしています。
 ビニールや布地でクッション材を包み込んだカラフルな「ZUKIN(防災頭巾)」を約1000個つなぎ合わせたドーム型の建築も注目されました。「“弱さ”が“強さ”」をテーマにしており、「地震大国・日本において、一人一人では弱いけれど、仲間が集まれば強くなる」というメッセージを込めて、人々の暮らしに寄り添いながら、アートと建築で問題解決を提案する作品となっています。
 香取さんが本格的にアーティストとして活動を始める2017年以前に、その時感じた記憶をそのまま、段ボールの裏や薄い木の板などをキャンバスに表現したという興味深い作品も展示されました。

 作品を鑑賞した来場者たちからは「カラフルな色使いに元気をもらえる」との声。会場には、日本の国民的スターのアーティストとして初個展とあって、一目見たいというフランス人だけでなく、観光客、日本から来たファンなど、様々な人で溢れていました。新たに“アーティスト香取慎吾”を広く知ってもらう絶好の機会となりました。会場は入場料はかからず、誰でも行き来できるオープンスペースでもあり開放的な空間で楽しむことができたようです。

「香取慎吾 NAKAMA des ARTS」展