ジャポニスム2018|Japonismes 2018


(左)Megumi Nakaoka (右)Ramon Onizawa

  • 舞台公演
  • 2018年9月19日(水)、21日(金)

現代演劇シリーズ―リーディング 飴屋法水作『ブルーシート』、前川知大作『散歩する侵略者』

近年、日本で大きな話題となった2つの演劇作品をフランスの俳優たちがリーディング上演します。

飴屋法水『ブルーシート』
現代美術家・演出家・劇作家・パフォーマーでもある飴屋法水が、福島県立いわき総合高等学校*の生徒たちとやりとりをしながら書きお下ろした劇局。いわき総合高等学校のアトリエ公演として、飴屋演出により。東日本大震災の記憶がまだ冷めない2013年1月末に上演。第58回岸和田國士戯曲賞受賞作。登場人物は10人の高校生のみ。会話の断片やモノローグを重ね、それぞれの中に刻みつつけられた東日本大震災と原発事故の記憶、その街に暮らす現在が、鮮やかに掬い取られている。パリでは若い俳優がリーディングする。
*演劇を授業に取り入れていることで知られる福島県立の総合高校。

前川知大『散歩する侵略者』
2005年に初演、その後前川が主宰する劇団イキウメが上演を重ねる。黒沢清監督が『散歩する侵略者』(邦題。映画の英語題は“Before We Vanih”)として映画化し、2017年カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品され、本年には20か国以上で公開される映画の原作である。舞台は、日本海に面した小さな港町。数日の行方不明の後、子供 のような人格となって帰ってきた夫と向き合わざるをえず、戸惑う妻。町には似たような症状の人間がぽつぽつと出没しは じめる…。身近な社会に現れる不思議な現象を通して人間への深い洞察力をみせる前川戯曲の真骨頂ともいえる作品だ。

・期間:
 2018年9月19日(水)、21日(金)
・会場:
 パリ市立劇場 エスパス・カルダン
・主催:
 国際交流基金、パリ市立劇場
・共催:
 東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
・協力:
 国際演劇翻訳センター メゾン・アントワーヌ・ヴィテーズ

(Update: 2018.4.10)