ジャポニスム2018|Japonismes 2018


写真 青木信二

  • 舞台公演
  • 2018年10月12日(金)~ 13日(土)

文楽

ユネスコ無形文化遺産に登録されている舞台芸術・人形浄瑠璃文楽。太夫、三味線、人形の三業が一体となって日本の情(じょう)の世界を表現します。

日高川入相花王~渡し場の段
皇位継承を巡り追われている桜木親王は、「安珍」と称して身を隠していた。その安珍に一目惚れした地元 の有力者の娘・清姫。しかし安珍には既に恋人がいた。恋人と落ち合い道成寺へ逃げる安珍を、嫉妬で逆上 した清姫が追いかける。ついには蛇の姿と化し、日高川の激流を泳ぎ渡っていくのであった。
蛇体に変化する清姫の顔の仕掛け、クライマックスでの太夫と三味線の合奏など、文楽ならではの魅力に満ちた作品です。

壼坂観音霊験記~沢市内より山の段
盲目の沢市は、夜な夜な家を抜け出す妻・お里の浮気を疑っていた。それを知り驚いたお里は、沢市の眼 が開くように毎夜観音さまにお参りをしており、今日がその満願の日なのだと告白する。得心した沢市は、妻に謝り、二人で壷坂観音に参詣する。
沢市は自分の事でお里に苦労をかけることがしのびないと谷底へ身を投げる。お里もまた、絶望の余り夫の後を追い自殺をはかる。
すると、谷底へ慈悲の神として知られる観音様が現れる。観音様はお里の信仰心の篤さを褒め、夫婦愛の絆から二人を蘇らせると同時に、沢市の眼も開眼させる。目覚めた二人は、お互いに喜び合い、観音様に 感謝をするのであった。
文楽の演目の中では珍しくハッピーエンドで終わる本作は海外各地で好評です。ストーリーの明快さのみならず義太夫節の音楽性の高さもあって名作の一つとされています。

・期間:
 2018年10月12日(金)~ 13日(土)
・会場:
 シテ・ド・ラ・ミュージック
・主催:
 国際交流基金、フィルハーモニー・ド・パリ
・協力:
 KAJIMOTO、公益財団法人文楽協会
・主な出演者:
 太夫  竹本千歳太夫
 三味線 豊澤富助
 人形  吉田玉男

(Update: 2018.5.15)